こんにちは、芝機研運営のカズです。
マキタの芝刈り機を持っていると、サッチング刃へ交換すれば、そのままサッチ除去にも使えるのか気になりますよね。専用機を買わずに済むなら、できるだけ今ある本体を活用したいところです。
✅現在確認できるマキタのMLM2351・MLM2851公式取扱説明書では、別販売品にサッチング刃は案内されていません。マキタで機械式サッチングを行うなら、サッチングブレードを標準付属する専用スカリファイヤMUV001Gが公式の選択肢です。
ここで大切なのは、芝刈り機とスカリファイヤを同じ機械として考えないこと。芝を刈るMLM系と、サッチをかき出すMUV001Gは役割が違い、MUV001Gの刃を芝刈り機へ流用する使い方もメーカーは認めていません。
この記事では、マキタ芝刈り機でサッチングできる範囲、MUV001Gのサッチングブレードとバーティカルカッタの違い、40Vmax電池、作業幅・重量、熊手との使い分けまで整理します。
園芸機械の販売・整備に約25年関わる森田の視点も交えて見ていきましょう。
- マキタ芝刈り機のサッチング対応可否
- MUV001GとMLMシリーズの役割の違い
- サッチング刃とバーティカルカッタの使い分け
- 40Vmax電池・重量・作業幅から見た選び方
マキタ芝刈り機でサッチングする方法

マキタ製品でサッチングを考えるときは、最初に「芝刈り機へ専用刃を付ける方式なのか」「別の専用機を使う方式なのか」を確認します。現行の公式資料を見る限り、マキタは後者としてMUV001Gを用意しています。
普通の芝刈り機でできる?
一般的なマキタ芝刈り機は、リール刃やロータリー刃で芝の高さをそろえる機械です。サッチングは、芝面に堆積した枯れ芝や古い根などをかき出す作業なので、刃が芝の葉を切る芝刈りとは目的が異なります。
| 作業 | 主な目的 | マキタの機械例 |
|---|---|---|
| 芝刈り | 芝丈をそろえる | MLM2351・MLM2851など |
| サッチング | 堆積したサッチをかき出す | MUV001G |
| バーティカルカット | 根切りとサッチ除去 | MUV001G |
芝刈り刃で地表を深く引っかいてサッチを取ろうとせず、サッチング用途に設計された刃と機械を使うのが基本です。既存の芝刈り機は、サッチング前後の芝丈を整える役割として生かせます。
MLM2351・2851の対応
マキタのコード式リール芝刈り機MLM2351・MLM2851について、現在公開されている公式取扱説明書の別販売品を確認すると、リール刃、固定刃、延長コードが案内されています。
✅MLM2351はリール刃A-63703・固定刃A-63688、MLM2851はリール刃A-63719・固定刃A-63694が公式の別販売品です。少なくともこの取扱説明書には、サッチング刃やサッチングアタッチメントの記載はありません。

MLM2351・MLM2851を持っているからといって、他機種用のサッチング刃を取り付ける前提では考えない方が安全です。芝刈りはMLM、サッチ除去は対応する専用機または熊手へ役割を分けます。
マキタMLM2351・MLM2851の公式取扱説明書では、別販売品として各モデル用のリール刃・固定刃などを案内しています。サッチング刃は同一覧に記載されていません。
(出典:マキタ|MLM2351・MLM2851取扱説明書)
MUV001Gが専用機になる
マキタが公式にサッチング用途を示しているのが、380mm充電式スカリファイヤMUV001Gです。芝刈り機ではなく、芝生の育成管理を目的にエアレーションとサッチングを行う専用機として2023年に発売されました。
カズ名前に「芝刈り機」と入っていないので見落としやすいですが、マキタでサッチングを機械化したい人がまず確認したいのはMUV001Gです。芝丈をそろえるMLM系とは別の道具として考えると整理しやすいですよ。
| 主要項目 | MUV001G |
|---|---|
| 製品種類 | 充電式スカリファイヤ |
| 作業幅 | 380mm |
| 回転数 | 3,200min⁻¹ |
| 作業深さ | -12〜+5mm・18段階 |
| 電源 | 40Vmaxバッテリー2本 |
庭へ専用機を追加する価値があるかは、380mm幅で繰り返し作業したい面積があるかで考えます。小さな庭なら熊手、大きな芝面ならMUV001Gという分け方が現実的です。
マキタはMUV001Gを「充電式スカリファイヤ」として案内し、エアレーションとサッチングに対応。作業幅380mm、回転数3,200min⁻¹、作業深さ-12〜+5mmの18段階です。
(出典:マキタ|40Vmaxシリーズ/MUV001G取扱説明書)
サッチングブレードの役割
MUV001Gにはサッチングブレードが標準付属します。フック状の刃で芝カスや苔などを効率よくかき出す構造で、交換用としてはサッチングブレードセット品A-76255が公式に用意されています。
約25年、園芸機械の販売・整備に関わってきた経験では、私は刃を「幅が合いそう」で選びません。消耗品は本体型番とメーカーの適合を合わせて確認します。専用機の刃ほど、固定方法や回転条件まで含めて考えることが大切です。
交換が必要になったら、MUV001G用のサッチングブレード A-76255を型番で確認します。新品のMUV001GZにはサッチングブレード自体が標準付属するため、最初から別途買う前提ではありません。
バーティカルカッタとの違い
MUV001Gには、サッチングブレードだけでなくバーティカルカッタも標準付属します。メーカー説明では、サッチングブレードは主にサッチ除去、バーティカルカッタは主に芝生の根切りに使う位置付けです。
| 刃 | 主な用途 | 部品番号 |
|---|---|---|
| サッチングブレード | サッチをかき出す | A-76255 |
| バーティカルカッタ | 根切り・サッチング | A-76249 |
枯れ芝を集めることが主目的ならサッチングブレード、根切りまで行うならバーティカルカッタと役割を分けます。芝の状態が悪いからと、最初から深い根切りへ進む必要はありません。
MUV001Gの公式取扱説明書では、A-76249を主に芝生の根切り用、A-76255を主にサッチ除去用として案内しています。どちらもMUV001Gの標準付属品です。
(出典:マキタ|MUV001G取扱説明書)
作業深さは刃で変える
MUV001Gの作業深さは-12〜+5mmを18段階で調整できます。ただし、この範囲をすべてサッチングブレードで使うわけではありません。取扱説明書には刃ごとの注意があります。
✅サッチングブレード使用時は、作業深さを-4mmより深くしないようマキタが案内しています。深く設定しすぎると、サッチングブレードの摩耗が早まる可能性があるためです。
「本体が-12mmまで下がるからサッチングも-12mm」とは考えず、装着している刃の用途と指定深さを基準にするのがポイントです。初回は浅めから状態を見て調整します。
MUV001Gは-12〜+5mmの18段階で作業深さを調整できますが、サッチングブレード使用時は-4mmより深く設定しないよう取扱説明書に明記されています。
(出典:マキタ|MUV001G取扱説明書)
刃を芝刈り機へ流用しない
A-76255の幅や形が手持ちの芝刈り機に近く見えても、MUV001G用刃をMLMシリーズへ付ける使い方は避けます。MUV001Gの説明書では、付属している刃物は本製品専用と明記されています。



約1,600台の点検・修理に関わってきましたが、私は刃物類を「取り付けば使える」とは判断しません。回転数、固定部、カバーとのクリアランスまで製品設計の一部です。メーカーが専用とする刃は、その本体で使うのが基本ですよ。
MUV001Gの刃をMLM芝刈り機へ流用する方法は、メーカーの指定外です。事故や故障を避けるため、芝刈り機には芝刈り機用の純正適合刃、MUV001Gには専用刃を使います。
MUV001Gの取扱説明書は「本製品に付属している刃物は、本製品専用」とし、他製品へ取り付けて使用しないよう警告しています。
(出典:マキタ|MUV001G取扱説明書)
18V芝刈り機では代用しない
マキタの18V芝刈り機を持っている人ほど、同じバッテリーでサッチングできないか気になるでしょう。しかし、MUV001Gは40Vmax系の専用機で、18V芝刈り機へサッチング刃を付ける製品ではありません。
| 機械 | 電源 | 主用途 |
|---|---|---|
| MLM230D・330D | 18V | 芝刈り |
| MLM382D・432D | 18V×2 | 芝刈り |
| MUV001G | 40Vmax×2 | サッチング・根切り |
手持ち18Vバッテリーを生かすことと、サッチング機能を追加することは別問題です。専用機を買うほどの面積でなければ、18V芝刈り機はそのまま使い、サッチングだけ熊手へ分ける方が総額を抑えられます。
芝刈り後に作業を分ける
サッチング専用機を使う場合でも、芝刈り機が不要になるわけではありません。伸びた芝を先に通常の高さへ整え、その後にサッチング作業を分けると、芝丈をそろえる作業と地表をかき出す作業を混同せずに済みます。
手動リール式を20年以上、電動コード式も20年以上扱ってきた経験では、私は一台へ何でもさせるより、刃の用途を分けます。芝刈りは高さをそろえ、サッチングは地表を整える作業。目的を分けると機械への無理も減らせます。
マキタ芝刈り機はサッチングの代用品ではなく、サッチング前後の芝丈管理で生かすと考えると役割が明確です。作業時期や一般的な進め方は、サッチング専用記事で詳しく確認できます。
マキタ芝刈り機とサッチング機の選び方


ここからは、MUV001Gを導入するか、手持ち芝刈り機と熊手で済ませるかを庭条件から考えます。作業幅380mmの効率と、19〜22kgの重量・40Vmax電池2本という導入条件をセットで見るのがポイントです。
MUV001Gが向く庭
MUV001Gの強みは、380mm幅でサッチを機械的にかき出し、集草カゴで回収まで進められることです。広い芝面を毎回熊手で往復する負担が大きい家庭ほど、専用機の意味が出てきます。
| 庭条件 | 選び方 |
|---|---|
| 小さな芝面 | 熊手・サッチングレーキも比較 |
| 中〜広い芝面 | MUV001Gを検討 |
| 根切りも行う | バーティカルカッタを活用 |
| 40Vmaxを所有 | 電池資産を生かしやすい |
「サッチングできる機械が欲しい」だけでなく、年間にどれくらいの面積を手作業から置き換えられるかで判断します。小面積では専用機の準備・収納の方が大きな負担になることもあります。
熊手が向く小さな庭
数㎡〜十数㎡程度の小さな芝面なら、専用スカリファイヤを購入せず、サッチングレーキや熊手で必要な場所だけ作業する方法も現実的です。狭い区画や植栽の周囲では、手工具の方が細かく動けます。
専用機は「持っていると便利」だけで決めず、出し入れ・刃交換・集草・清掃・収納まで含めた年間の作業時間で考えます。狭い庭では、熊手の方が準備まで含めて早く終わることもあるでしょう。
森田は約2,200件の販売相談で、予算が高くても庭に不要な機能までは勧めないという考え方を重視してきました。サッチング回数が少ない小庭なら、芝刈り機+手工具の組み合わせも十分な選択肢です。
380mm幅は広い面で効く
MUV001Gの作業幅は380mmです。一般家庭向けの230〜280mmクラスの芝刈り機より一度に通る幅が広く、直線を長く取れる芝面では往復回数を抑えやすいサイズと言えます。



販売相談では、刈幅の広い機械を小さな庭へ選び、花壇や庭木の間で方向転換しにくくなった例があります。約25年見てきた私なら、380mmという数字だけでなく、機械本体が通って向きを変えられるかまで確認します。
開けた芝面なら380mmの処理幅を生かしやすく、細い通路や植栽が多い庭では旋回スペースを優先します。作業幅より本体の実寸が大きい点も見落とせません。
重量と収納動線を見る
MUV001GはBL4025を2本装着した場合で19kg、BL4080Fを2本装着すると22kgです。集草カゴを除いた数値なので、芝刈り機の軽量モデルと同じ感覚で持ち運ぶ機械ではありません。
| 装着電池 | 本体質量 | 見るポイント |
|---|---|---|
| BL4025×2 | 19kg | 持ち上げる段差 |
| BL4080F×2 | 22kg | 作業量と重量の両立 |
森田は、店頭では押せても自宅の物置から庭までの段差が負担になり、機械を使わなくなった相談を経験しています。購入前は作業中の押しやすさだけでなく、収納場所までの持ち上げ動作を確認します。
収納寸法も先に測る
MUV001Gはハンドルを折り畳めますが、収納時でもおおよそ長さ550×幅680×高さ640mmです。特に幅680mmは物置の扉や棚の間を通すときに影響するため、芝面だけ測って購入を決めると収納で困る可能性があります。
| 収納時の目安 | MUV001G | 確認場所 |
|---|---|---|
| 長さ | 約550mm | 棚の奥行き |
| 幅 | 約680mm | 物置の扉・通路 |
| 高さ | 約640mm | 棚板・ハンドル上部 |
森田は、性能には満足していても物置からの出し入れが負担で使用頻度が落ちた相談を経験しています。サッチング専用機は年中使う機械ではないからこそ、オフシーズンに邪魔なく置ける寸法まで確認しておくと、導入後の負担を減らせます。
初回は浅い設定から試す
サッチングブレードの深さは、いきなり深く入れるほど効率が良いわけではありません。マキタの作業量参考値もサッチング時は深さ0mmで示されており、取扱説明書では-4mmより深い設定を避けるよう案内されています。
- サッチがどの程度かき出されるか
- 芝そのものを強く引き抜いていないか
- 刃へ土や異物が多く当たっていないか
- 一往復後の芝面が荒れ過ぎていないか
最初は浅い条件で短い区画を試し、取れるサッチ量を見て必要な範囲だけ調整すると、深さの数字だけで作業を決めずに済みます。芝の状態や刃の摩耗でも実際の入り方は変わるため、毎回同じ目盛りが最適とは限りません。
年間の使用頻度で判断する
サッチングは、芝刈りのように生育期へ何度も繰り返す日常作業とは性格が違います。そのため専用機の価値は、作業時間の短縮だけでなく、年間に何回使い、どれだけ広い面積を処理するかで変わってきます。
| 使い方 | 比較しやすい選択 |
|---|---|
| 小面積を局所作業 | 熊手・サッチングレーキ |
| 広い面を定期管理 | MUV001G |
| 芝刈りが中心 | MLM系を優先 |
| 根切りも行う | MUV001G+バーティカルカッタ |
本体価格を一回の作業だけで見るのではなく、数年間で手作業を何時間置き換えられるかを考えると、専用機が必要な庭か判断しやすくなります。サッチが局所的なら、必要な場所だけ手工具で処理する方が合理的な場合もあります。
40Vmax電池を2本使う
MUV001Gは40Vmaxバッテリーを2本装着して使う構成です。カタログでは1本目の残量がなくなると2本目へ自動切替する方式とされ、BL4025からBL4080Fまで複数容量が推奨されています。
- 40Vmax対応バッテリーを2本用意する
- 容量を上げるほど本体総重量も増える
- 18Vシリーズとは別系統として考える
- 充電器を含めた導入総額を見る
すでに40Vmaxを使っている家庭ほど本体追加で導入しやすく、18Vしか持っていない場合は40Vmaxバッテリーと充電器まで含めて比較します。
本体のみの構成に注意
製品名のMUV001GZは「本体のみ」の構成です。公式カタログと取扱説明書では、サッチングブレードとバーティカルカッタは付属する一方、バッテリーと充電器は付属しないことが確認できます。
充電式芝刈り機を約8〜10年扱う中で、通販の「本体のみ」を買い、届いてから電池と充電器が別売りと分かった相談がありました。私は本体価格ではなく、届いた日から使える構成の総額を先に確認します。
初めて40Vmaxを導入するなら、マキタ MUV001GZの本体価格だけで比較せず、電池2本と充電器まで足すことが重要です。すでに対応電池を持っている場合は条件が変わります。
MUV001GZは本体のみで、サッチングブレードとバーティカルカッタは標準付属。一方、バッテリーと充電器は付属しません。
(出典:マキタ|MUV001G取扱説明書)
中古品は付属刃を確認する
MUV001Gを中古や展示処分で探す場合は、本体が動くかだけでなく標準付属品が残っているかを確認します。新品のMUV001GZでは、サッチングブレード、バーティカルカッタ、ボックスレンチ10が標準付属する構成です。
| 確認する付属品 | 不足時の考え方 |
|---|---|
| サッチングブレード | A-76255で適合を確認 |
| バーティカルカッタ | A-76249で適合を確認 |
| 集草カゴ | 本体状態と一緒に確認 |
| ボックスレンチ | 刃交換の準備品を確認 |
「本体が安い」だけで決めず、必要な刃や集草部品をそろえた後の総額で比較すると、新品との差を判断しやすくなります。森田も古い機械の整備で、直せても替刃や消耗部品がなく長期維持できない例を経験しているため、部品供給まで確認する考え方です。
MUV001GZはサッチングブレードとバーティカルカッタを標準付属し、交換用としてA-76255・A-76249も公式に案内されています。
(出典:マキタ|MUV001G取扱説明書)
中古品では、前の使用者がどの深さで使っていたかまでは分からないこともあります。刃の残り方や曲がり、集草カゴの破れを外観で確認し、交換部品を追加した総額が新品へ近づくなら、新品も同じ条件で比較しておくと判断しやすいでしょう。
作業量は参考値で見る
マキタのカタログでは、BL4080Fを2本使い、サッチングブレードを深さ0mmで作業した場合、一充電あたり約510㎡という参考値が示されています。バーティカルカットは深さ-4mmで約500㎡です。
| 作業 | 条件 | 面積目安 |
|---|---|---|
| サッチング | 0mm・BL4080F×2 | 約510㎡ |
| バーティカルカット | -4mm・BL4080F×2 | 約500㎡ |
この数値は購入判断の上限値ではなく、バッテリー状態や芝の密度で変わる参考値として見ます。家庭では「一回の芝面を充電途中で止めずに終えられそうか」という読み方が実用的です。
マキタのMUV001Gカタログでは、BL4080F×2本使用時の参考値として、サッチング約510㎡、バーティカルカット約500㎡を案内しています。作業条件や充電状態によって数値は変わります。
(出典:マキタ|MUV001Gカタログ)
集草カゴ50Lを生かす
MUV001Gは50Lの集草カゴを備え、かき出したサッチをその場で集められます。熊手でかき出した後に別工程で拾う方法と比べると、広い面では「かき出す」と「回収する」を一連の作業にしやすい点が利点です。
✅集草カゴが大きくても、湿ったサッチや大量の枯れ芝を詰め込み過ぎると重くなります。回収量だけでなく、カゴを外して捨てる場所までの距離も作業負担として見ておきたいところです。
森田が「出す→使う→掃除→しまう」までを見るのも同じ理由です。サッチを集めた後の運搬と処分まで短い動線でつなげられる庭ほど、50L集草カゴを生かしやすいでしょう。
刃交換は電池を外して行う
サッチングブレードとバーティカルカッタを交換するときは、スイッチを切るだけで作業へ入りません。MUV001Gの取扱説明書では、すべてのバッテリーを取り外し、刃が停止していることを確認し、手袋を着用するよう案内しています。
| 交換前 | 確認すること |
|---|---|
| 電源 | バッテリーをすべて外す |
| 刃 | 完全停止を確認する |
| 手 | 手袋を着用する |
| 固定 | 指定部品・手順で取り付ける |
サッチングと根切りを切り替えるたびに刃へ触れるため、安全な交換手順まで続けられるかを購入前に考えることも大切です。交換が面倒で使わなくなるなら、必要な作業だけ手工具へ分ける方法もあります。
作業後はサッチを清掃する
スカリファイヤは地表のサッチや芝カスを積極的にかき出すため、使用後は刃周辺や通気部へ残った芝くずを確認します。MUV001Gの説明書でも、通気孔を刈った芝くずなどでふさがないよう注意しています。
- サッチングブレードの摩耗・絡み
- バーティカルカッタの欠け・異物
- 通気孔に残った芝くず
- 集草カゴの破れ・付着物
約1,600台の点検・修理に関わってきた森田は、故障と決める前に刃や消耗部品、付着物を確認します。サッチング後の清掃を毎回の作業へ含めると、刃の摩耗や異物へ早く気付きやすくなるという考え方です。
芝刈り機との併用で考える
MUV001Gを導入しても、日常の芝管理は芝刈り機が中心です。芝丈を定期的にそろえる頻度の方が高く、サッチングは必要な時期に追加するメンテナンス作業だからです。
| 道具 | 普段の役割 |
|---|---|
| マキタ芝刈り機 | 芝丈をそろえる日常管理 |
| MUV001G | サッチ除去・根切り |
| 熊手 | 狭所・局所的なサッチ除去 |
| ブロワ | 作業後の軽い清掃 |
新しい機械を一台へ置き換える発想ではなく、芝刈り機を主役にしてサッチング専用作業だけ追加すると、用途を整理できます。通常の替刃交換は、芝刈り機側の型番に合う部品を選びます。
導入費は作業回数で考える
専用スカリファイヤは、芝刈り機の付属品を一つ買い足す感覚より導入規模が大きくなります。本体に加え、40Vmax電池と充電器を持っていない場合は電源一式が必要です。
✅価格比較では「本体だけ」「電池をすでに持っている」「40Vmaxを新規導入する」の3条件を分けます。年に数回しか使わない小庭なら、購入額だけでなく保管スペースと作業回数まで含めて考えると判断しやすくなります。
森田は予算10万円ほどの相談でも、庭条件に合えば3〜4万円台の機械を勧めた経験があります。サッチングも高価な専用機が常に正解ではなく、面積と頻度に対して手作業の負担が大きいかを先に見ます。
マキタのサッチングFAQ
マキタ芝刈り機とサッチングについて、特に迷いやすい「MLMへ刃を付けられるか」「18Vで使えるか」「MUV001Gの刃は何が違うか」をまとめます。
Q1. MLM2351やMLM2851へサッチング刃を付けられますか?
🅰️. 現行の公式取扱説明書で案内される別販売品は、各モデル用リール刃・固定刃などです。サッチング刃は掲載されていません。MUV001G用刃を流用せず、MLM系は芝刈り、サッチ除去は対応機や熊手へ分けます。
Q2. MUV001Gは芝刈り機として使えますか?
🅰️. MUV001Gは芝丈を仕上げる芝刈り機ではなく、サッチングとバーティカルカットを行う充電式スカリファイヤです。普段の芝刈りはMLMシリーズなどで行い、サッチ除去や根切りが必要なときにMUV001Gを使い分けます。
Q3. MUV001Gは18Vバッテリーで使えますか?
🅰️. MUV001Gは40Vmaxバッテリーを2本使用する製品です。18Vシリーズとは別の電源系統として考えます。すでに18V製品を持っていても、その電池をMUV001Gへ使う前提にはできません。
Q4. A-76255は購入時に必要ですか?
🅰️. MUV001GZにはサッチングブレードが標準付属するため、新品購入時にA-76255を必ず追加する必要はありません。A-76255は、主に摩耗などで交換用サッチングブレードが必要になったときに確認する部品番号です。
Q5. 小さな庭でもMUV001Gを買うべきですか?
🅰️. 小面積で年に数回のサッチ除去なら、熊手やサッチングレーキの方が準備・収納を含めて簡単な場合があります。広い芝面で手作業の往復が負担になり、40Vmax電池や収納場所まで確保できるならMUV001Gを比較しやすくなります。
マキタ芝刈り機のサッチングまとめ
マキタ芝刈り機でサッチングを考えるときは、芝刈り機へ何らかの刃を流用するのではなく、公式に対応が示された製品を分けて考えることが重要です。
MLM2351・MLM2851は芝刈り機、MUV001Gはサッチングと根切りを行うスカリファイヤという役割になります。
- MLM系は芝を刈る機械として使う
- マキタの専用機はMUV001G
- A-76255はサッチ除去用の交換刃
- バーティカルカッタは根切りにも使う
- MUV001Gの刃は他製品へ流用しない
- サッチング刃は-4mmより深くしない
- 40Vmaxバッテリーを2本使用する
- 本体のみなので電池・充電器を確認する
- 小庭なら熊手との費用差も比較する
MUV001Gは380mm幅、18段階の深さ調整、50L集草カゴを備え、広い芝面を機械的に管理したい人には魅力があります。一方、40Vmax電池2本と19〜22kgの本体を扱うため、小さな庭では手工具の方が合理的な場合もあります。森田の「その家庭に合う機械を選ぶ」という基準で、面積・頻度・収納まで合わせて判断したいところです。
マキタ芝刈り機でサッチングしたいなら、MLM系へ専用外の刃を付けるのではなく、広い庭ではMUV001G、小さな庭では熊手を使い分け、芝刈り機は芝丈管理へ専念させるのがポイントです。









