バロネスの自走式芝刈り機を比較!電動と充電式の違い・価格・選び方

バロネスの自走式芝刈り機を比較!電動と充電式の違い・価格・選び方

こんにちは、芝機研運営のカズです。

バロネスの自走式芝刈り機を探す場合、コード付きのLM12MHと充電式のLMB12が候補になります。どちらも高価な機種だけに、価格差に見合う違いはあるのか、本当に押す負担が減るのか、広い庭でも使いやすいのかと気になりますよね。

私がまず伝えたいのは、安定した連続作業ならLM12MH、コードのない移動を優先するならLMB12が候補になるということ。ただし、自走式でも21.5~26kgの機体を保管場所へ運ぶ手間は残ります。

この記事では走行操作、刈り上がり、稼働時間、電池交換費、口コミまで比べ、森田の販売・整備経験も交えて選び方を解説します。

この記事のポイント!
  • バロネス自走式のLM12MH・LMB12の違い
  • 自走機能と手押し・エンジン式との違い
  • 刈高・重量・稼働時間と庭への適合
  • 購入価格・電池交換費・研磨の確認点
目次

バロネスの自走式芝刈り機を比較

バロネスの自走式芝刈り機を比較
画像はイメージです(芝機研作成)

バロネスで家庭向けの自走式芝刈り機を探すと、中心になるのはLM12MHとLMB12です。両機の共通点は30cm幅の6枚刃リール式で、違いの中心はコードの有無と電池の維持管理。まずは「自走式」という言葉の意味から確認しましょう。

自走式と手押し式の違い

自走式は、車輪やローラーを動力で駆動し、機械が前へ進むのを補助する芝刈り機です。手動式のLM4Dは人が押す力で車輪と刃を回すのに対し、自走式はモーターで刃を回し、走行も機械に任せられる仕組み。

そのため、一定の速度で芝を刈りたいときや、手動式では押す抵抗を感じる庭で便利です。ただし、曲がるとき、端で折り返すとき、段差を越えるときまで機械がすべてやってくれるわけではありません。

✅自走式は「押す動力を補助する方式」です。自動運転のロボット芝刈り機とは異なり、作業者がハンドルを持って進路や停止を操作します。

たとえばLM12MHは、自走レバーを握ると自走し、離せば手押しで移動できる構造です。狭い場所で速度を調節したいときなど、走行動力を切れることには意味があります。

私は自走機能よりも、庭で前進する距離と切り返しの多さの組み合わせを見たいと思います。直線が長い芝面では役立ちますが、花壇の周囲で何度も向きを変える庭では本体の重量も重要になるからです。

LM12MHの自走用レバーと手押しへの切替はメーカーの製品紹介に記載されています。
(出典:BARONESS公式|LM12MH)

コード式LM12MHの特徴

LM12MHは家庭用AC100Vで動く自走式モーターモアです。刈幅は30cm、刈高は5・8・12・17・23・30mmの6段階。6枚刃のリールを電動で回しながら、走行レバーで前進を補助します。

消費電力はメーカー公表で190W、付属コードは10m。本体は集草箱込みで21.5kgです。充電を待たずに作業を始められるため、毎回ある程度まとまった範囲を刈る家庭には分かりやすい選択肢でしょう。

項目LM12MH
動力AC100V・190W
走行自走レバー付き
刈幅・刃30cm・リール6枚刃
刈高5~30mm・6段階
重量21.5kg(集草箱含む)
付属コード10m

メーカーの刈込能力は350~420㎡/時ですが、これは作業条件による目安。集草箱を空にする時間や方向転換が加わる家庭の庭では、そのままの面積を1時間で仕上げられるとは考えない方が自然です。

LM12MHは庭全体へ無理なくコードを引けて、長めの作業時間を確保したい人に向いています。一方、芝生を囲む植木や花壇が多い場合、ケーブルを避けて動く時間も含めて考えておきたいですね。

LM12MHの刈高、重量、コード長、動力、刈込能力は共栄社の公表仕様です。
(出典:BARONESS公式|自走式モーターモアLM12MH)

充電式LMB12の特徴

LMB12は、電源コードを引かずに使える自走式バッテリーモアです。30cm幅のリール6枚刃という刈る部分はLM12MHと共通しますが、電源はニッケル水素電池のDC12V・10Ahを使用します。

メーカー公表の稼働可能時間は約50分、充電は約5時間が目安。作業量や電池残量、状態によって変化するため、長い庭を必ず50分間連続して刈れると受け取るのは避けたいところです。

森田

私は充電式の芝刈り機を業務で約8~10年扱ってきました。コードがないと庭木の周りは動きやすい一方、バッテリーの重量と作業時間が効いてきます。特に庭の奥まで移動する使い方なら、持ち出しから片付けまでの動線を確認したいですね。

LMB12の公表重量は集草箱込みで26kg。21.5kgのLM12MHより4.5kg重く、持ち上げて運ぶ場面では差を感じやすいでしょう。電池と本体を分けて運ぶ方法もありますが、作業のたびに取り付けが必要になります。

だからこそ、木や柱が多くコードを回しにくい庭で、所定時間内に芝刈りを終えられる人にLMB12の良さが出ます。単に高価だから高性能と考えるより、コードをなくすことの価値を庭に当てはめたいですね。

電池の種類、DC12V・10Ah、稼働約50分、充電約5時間、重量26kgは公式仕様です。
(出典:BARONESS公式|自走式バッテリーモアLMB12)

LM12MHとLMB12の仕様比較

どちらを購入するか迷ったら、まず共通点と相違点を同じ表で見ると選びやすくなります。刈幅と刃の枚数、標準刈高は共通です。

違いが大きいのは電源、重量、準備と片付けの手間です。LM12MHはコード管理、LMB12は充電や電池の維持管理が必要になります。求める仕上がりだけでは選び切れない理由がここにあります。

比較項目LM12MHLMB12
電源AC100VDC12Vバッテリー
刈刃リール6枚刃リール6枚刃
刈幅300mm300mm
刈高5~30mm5~30mm
重量21.5kg26kg
コード10m付属不要
運転時間給電が続く間約50分目安
充電不要約5時間目安
公表刈込能力350~420㎡/時350~420㎡/時

たとえば、同じ面積を刈る予定でも、コンセントが庭のすぐ近くにあるか、植木がコードの障害になるかによって選択が変わります。重量が増えても移動の自由さがほしいならLMB12が候補です。

反対に、電池の買い替え費まで考えて長く使いたいならLM12MHが魅力的。同じ刃を使う2機種だからこそ、電源環境と維持費に選択基準を置くのが自然だと思います。

販売価格と差額の考え方

2026年10月時点に確認できるバロネスダイレクトの掲載価格は、LM12MHが税込247,500円、LMB12が税込308,000円です。差額は60,500円。高価格帯の機械といえるでしょう。

この差額で得られる主な利点はコードレスの移動性です。刈幅が広くなったり、最低刈高がさらに低くなったりするわけではないため、芝を刈る機能だけで価格を比較すると判断しづらいでしょう。

価格差を考えるための確認点
  • コードが花壇・庭木に引っ掛かる場所か
  • 庭の奥まで電源を届けやすいか
  • バッテリー充電や交換を負担に感じるか
  • 21.5kgと26kgの運搬条件に差があるか

たとえば、芝生の近くに屋外コンセントがあり、ほぼ長方形の庭を往復するならコード式の負担は小さめ。差額を芝生管理の別の道具や刃の維持費へ充てる考え方もあります。

一方、庭を区切る植栽が多い場合はケーブルを取り回す時間も費用に置き換えて考えられます。60,500円の差を「コードを避ける手間」に見合うかで判断すると、選択理由がはっきりします。

2026年10月時点の公式販売価格。購入時の注文条件で総額が変わる場合があります。
(出典:バロネスダイレクト|家庭用芝刈り機)

コード式が向く庭と電源確認

LM12MHを選ぶ前に私が確認したいのは、芝生の最も遠い場所まで電源が届くかです。10mの付属コードがあっても、コンセントから直線で10m動けるとは限りません。家の角や植木を避ける経路では、余裕が必要になります。

実際、森田の販売経験には、コード式の芝刈り機を購入した後に庭の奥まで届かず延長コードを追加し、その後も植木への引っ掛かりで苦労した相談があります。これはコード式を選ぶ際の分かりやすい注意点です。

💡森田のワンポイントアドバイス

園芸機械の販売・整備に約25年関わってきた私なら、コード式の相談ではまずコンセントから庭の最遠部までの実際の経路を見ます。通れる距離に加えて、刈る途中で木を回り込む場所も確認します。短い直線距離だけで判断すると、買った後に扱いにくさが出やすいんです。

また、長い延長コードを無条件に追加すれば解決するわけでもありません。コードの仕様や許容長さ、接続部の防水などは機器の指定条件が基本です。LM12MHの付属品を基準に、電源設置場所も考えたいところ。

芝生の外周が直線的で、コードを機械の進行方向から離して管理できる庭なら、LM12MHは使いやすい候補です。必要なコードの長さは距離ではなく、作業中の経路で判断するという視点が役立ちます。

LMB12の稼働時間と充電

LMB12の運転時間は約50分というメーカーの公表目安です。ただし、芝の伸び方、集草箱を空にする回数、電池の状態などによって実際の作業可能時間は変わります。「50分だから何坪」と機械的に計算するのは難しいところです。

それでも、庭の芝刈りが毎回30分程度で済む家庭なら、余裕を持って使える可能性があります。一方、普段から作業が1時間以上かかる場合には、充電待ちや予備電池の購入が必要になることも考えられます。

✅LMB12の約50分は条件付きの目安です。芝刈りが長引く日のことも考え、作業時間に余裕があるかを見ると安心です。

充電時間は約5時間なので、途中で電池を使い切ると短時間で再開するのは難しいでしょう。予備電池の用意も選択肢ですが、専用電池は高額なため、追加費用を含めた判断が必要です。

なお、LMB12はニッケル水素電池を採用しています。一般的なコードレス工具のバッテリーと互換性があるわけではなく、別の電池を流用する前提では考えられません。稼働時間と専用電池の交換費をセットで見ることが大切ですね。

稼働約50分・充電約5時間はメーカー公表の参考値です。
(出典:BARONESS公式|LMB12)

刈り上がりとリール刃の違い

LM12MHとLMB12は、どちらも6枚刃のリールカッターを採用しています。らせん状の回転刃と固定刃で芝を挟み切るため、刃の状態が適切なら、切り口をきれいに仕上げやすい方式です。

バロネスの公式Q&Aでは、手動式と電動式で刃の製造工程が共通する一方、電動式はリール刃の回転数が高く、刈り上がりがより細かくなると説明されています。数値として毎分800回転が案内されています。

リール刃の切断方式を説明した店頭資料とマキタ芝刈り機のリール刃
リール式の仕組みを示す参考写真。写真はマキタ製で、バロネスLM12MH・LMB12の実機ではありません。

ただし、切れ味の良い刃でも、芝が伸びすぎたり湿っていたりすると仕上がりが乱れることがあります。刈る高さ、進む速さ、刃合わせの状態によっても見た目は変わるので、機種選びだけで全てが決まるわけではありません。

また、LM12MHは交流190W、LMB12は直流150Wと駆動部の仕様が違います。公式Q&AではLM12MHの方が出力が若干高いとされていますが、日常の芝刈りでは刃の手入れと刈る頻度も仕上がりに影響すると考えたいですね。

電動式の刃の回転数、切断面、両機の出力差についてメーカーが解説しています。
(出典:バロネスダイレクト|芝刈り機Q&A)

リール式とロータリー式で仕上がりや長い芝への適性がどう変わるかは、こちらで比較しています。
🔗 芝刈機のリール式とロータリー式の違いは?仕上がりと選び方を解説

口コミで分かる長所と短所

LM12MHの購入者レビューには、手動式から切り替えて芝刈りが楽になったという感想や、刈り上がりに満足したという声が見られます。毎回の刈り込みが負担になってきた人には、自走と電動リールの組み合わせが魅力のようです。

一方、LMB12のレビューではコードレスの作業性や仕上がりへの評価がある反面、電池の運転時間や作業中の停止に触れた投稿もあります。ただし、レビューは各家庭の芝種や庭の状態に左右される個別の経験です。

口コミから読み取る判断材料
  • 手動式からの切替で押す負担が変わる
  • 刈り上がりに満足する感想がある
  • 集草箱を空にする手間は残る
  • LMB12では電池の残量と作業時間が重要
  • 実際の庭の状態が分かるレビューを優先する

私は高評価の数だけで判断するより、どんな機種から買い替えた人の声なのかを見るようにしています。LM4Dから移行した人と、安価なロータリー式から移った人では、使い勝手の変化の感じ方が違うからです。

購入後の満足度では、「切れ味がよい」という評価と「自分の庭で使いやすい」という評価を分けて読むのがポイント。特に重量とコード・電池の話は、自宅の条件に置き換えて確かめたいですね。

LM12MH・LMB12の購入者の感想は各公式販売ページのレビュー欄で確認できます。
(出典:バロネスダイレクト|LM12MH購入者レビュー)

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バロネスの自走式芝刈り機の選び方

2機種の基本性能が分かったら、次は使う庭の形と購入後の維持費です。自走式だから広い庭なら何でも楽になるわけではなく、刈幅、重量、刈高、電源環境を組み合わせて判断することが大切。ここからは後悔しやすい条件を順番に見ていきます。

刈幅30cmと庭の広さ

LM12MHとLMB12の刈幅は共通して300mm、機体の全幅は約420mmです。30cm幅の芝を一度に刈れるため、直線的な芝面を繰り返し往復するときに効率を生かしやすい構造といえます。

メーカー公表の能率350~420㎡/時は便利な比較材料ですが、住宅の庭では植木、花壇、排水ますなどを避けながら動かすことが多いもの。

庭の条件自走式の考え方
直線が長い30cm幅と自走を生かしやすい
植木が多い切り返しと機体幅を重視
通路が細い全幅42cmと余裕を確認
段差がある21.5~26kgの運搬が課題
広い平坦地連続作業時間の利点が大きい

森田の販売経験にも、芝面は小さいのに刈幅が大きな機種を購入し、花壇の間で方向転換できず相談された例があります。機械が自走できても、狭い場所で回しにくければ作業が増えるでしょう。

私なら庭の面積を測ると同時に、一番狭い通路の幅と直線で何m進めるかも確かめます。自走式の価値は「面積」だけでなく「真っすぐ刈れる距離」にも表れるという考え方です。

刈高5~30mmと低刈り用品

自走式2機種の標準刈高は5~30mmで、5・8・12・17・23・30mmの6段階です。一般家庭の芝管理でも使いやすい範囲ですが、これより長い高さで芝を残したい場合には対応の確認が必要になります。

一方、ゴルフのパッティンググリーンに近い低い芝を目指す人向けには、LM12MH・LMB12共通の刈高変更オプションキットが用意されています。標準最低5mmを3mmまで下げ、3~5mmで細かな調整ができるものです。

✅3mmへの低刈りは専用オプション装着時の仕様です。標準のLM12MH・LMB12を購入しただけで3mmに設定できるわけではありません。

2026年10月時点のキット掲載価格は税込11,281円。ただし、3mmで刈れる機械があれば必ずきれいなグリーンを作れる、という意味ではありません。芝種、下地の平坦さ、刈込頻度、施肥などが仕上がりに影響します。

通常は20~30mm程度を目安に管理する家庭なら、標準刈高のままで足りる場合も多いでしょう。低刈りのオプションは、具体的な芝の管理目標がある場合に選ぶ方が、余分な出費を抑えやすいと思います。

刈高変更オプションはLM12MH・LMB12に対応し、3~5mmの無段階調整が可能です。
(出典:バロネスダイレクト|刈高変更キット)

自走レバーと方向転換

LM12MHは自走レバーを握ると前進し、放せば手押し操作へ切り替えられます。前へ進む力を機械に任せつつ、必要なときに走行を外して扱えることが大切な特徴です。

ただし、端で機体を180度回したり、庭木を避けて後退したりする場面では、ハンドル操作が必要になります。重い本体を無理にひねると、芝生や体に負担がかかることもあるでしょう。

カズ

私なら購入前に、芝生の端でどれだけ余裕を持って向きを変えられるかを確認します。自走式は直線で進むときが便利ですが、端に花壇がある庭では旋回するスペースが使いやすさを左右しそうです。

機体の全長は集草箱付きで約114cm、全幅は42cmです。車輪やローラーの位置もあるため、単純に刈幅30cmだけで旋回スペースを推測するのは難しいところ。狭い庭では、余裕を持った移動経路が必要です。

端まで刈った後に自走を外し、無理なく折り返せるか。これが毎回の芝刈りで大きな差になります。走るときだけでなく、止まる・曲がる・戻る場面を想像して選ぶのがおすすめです。

自走レバーの操作と寸法はメーカー仕様で確認できます。
(出典:BARONESS公式|LM12MH操作と寸法)

重量と物置までの動線

LM12MHは21.5kg、LMB12は26kg。どちらも家庭向けの手動式に比べるとかなり重い機械です。走行時は自走機能が負担を減らしてくれますが、持ち上げて収納する場面には別の考え方が必要になります。

たとえば物置が庭と同じ高さにあり、平坦な通路を転がして移動できるなら問題を感じにくいでしょう。反対に玄関の段差や階段を越える場合は、本体を持ち上げる作業が必要です。

森田

私は園芸機械の販売・整備に約25年携わっています。店頭では問題なく押せても、自宅の物置から庭まで数段の段差があって、重さが負担になったという相談を受けたことがあります。自走式でも、収納場所まで機械が勝手に運んでくれるわけではないですね。

LM12MHはハンドルを折りたたんで保管できる設計です。LMB12も収納前の扱いを含めて確認したいところですが、折りたたみ寸法や移動しやすい姿勢は現物の設置場所に合わせて考える必要があります。

私なら芝生を刈るときの楽さと同じくらい、物置から出す時間も大切にします。21.5~26kgを無理なく移動できる保管経路かどうかは、購入前に確かめたい判断材料です。

集草と壁際の刈り残し

LM12MHとLMB12には集草箱が用意されています。刈りカスを回収しながら芝刈りできるのは便利ですが、草が伸びている日は集草箱が早くいっぱいになり、途中で空にする作業が必要になります。

バロネスの公式Q&Aでは、リール式の刃の構造によって刈りカスが左側へ偏りやすいと説明されています。左側に集まるからといって、刃の左側だけで芝を切っているわけではありません。

自走式芝刈り機の構成を比較するためのHondaエンジン搭載SGM482Hの店頭展示
自走式の車体と集草袋を示す参考写真。写真はHonda製エンジン搭載機で、バロネスのLM12MH・LMB12とは刃方式や構造が異なります。

また、メーカーQ&Aでは塀などの際に約6cmの刈り残しが生じると案内しています。際刈り用バリカンやハサミの出番も残ります。

つまり、自走式1台で庭全体を完全に仕上げるより、広い面と端の仕上げを分担する方が現実的です。壁際が長い庭なら、補助作業の時間も含めて作業計画を考えるとよいでしょう。

刈りカスの偏りと壁際約6cmの刈り残しは公式Q&Aに記載されています。
(出典:バロネスダイレクト|芝刈り機Q&A)

車輪付き芝刈り機が届かないキワをどう仕上げるかは、こちらの記事で紹介しています。
🔗 芝刈り機で壁際が残る原因は?刈り残しの対処と道具の選び方

簡易研磨と刃合わせの手入れ

バロネスの自走式リール機は、切れ味が落ちてきたときに簡易研磨ができる構造です。メーカーの販売ページでは自動研磨機能付きと案内されていますが、研磨を始める前には刃合わせや研磨剤の塗布など、所定の準備が必要です。

また、研磨剤を使って回転刃を逆回転させる作業には、機械ごとの操作手順があります。通常の芝刈りと同じように動かせば勝手に刃が研げる、という理解では危険です。

💡森田のワンポイントアドバイス

約25年の整備経験で私が気を付けているのは、切れ味が落ちた原因をすぐモーター故障と決めないことです。実際に刃の摩耗と刃合わせのずれを調整して切れ味が戻った相談もあります。まず刃の状態、刈草の付着、調整具合を見てから、研磨や部品交換を考えます。

研磨剤や専用サービスの費用も購入後には発生します。公式部品販売では、ジェルコンパウンドや有料の簡易研磨サービスが用意されており、自分で整備するか作業を依頼するか選択できます。

購入前には刃研ぎを家庭で行う時間と、専門サービスに頼む予算のどちらを確保できるかも考えておきたいですね。研磨できる設計を生かすには、日常の清掃と刃合わせも欠かせません。

LM12MH・LMB12それぞれにメーカーの研磨講座と部品販売があります。
(出典:バロネスダイレクト|研磨とアフターサポート)

リール式の刃研ぎ、ラッピング、交換を判断する目安は、別の記事で解説しています。
🔗 芝刈り機の刃の研ぎ方を詳しく解説|ラッピングと交換の判断基準とは

替刃と修理部品の入手

20万円を超える芝刈り機なら、故障したときに部品を購入できるかも重要です。バロネスはLM12MHとLMB12を家庭用部品のオンライン販売対象として案内しており、操作系や集草箱、交換用品などの掲載があります。

ただし、部品の価格と作業費用は別の話です。たとえば集草箱を破損した場合と、刃の交換が必要になった場合では、修理にかかる金額や作業内容が違います。

維持管理の項目確認すること
リール刃・受刃摩耗と交換部品の有無
走行レバー操作部・ワイヤーの状態
集草箱破損時の交換費
電気系部品修理の受付と対応範囲
LMB12の電池交換品と購入費

森田は過去に、古い輸入機が直せそうでも交換部品の供給がなく、継続使用が難しかった経験があります。購入価格と部品供給を両方見る必要があるということですね。

一方で、現行部品が掲載されているからといって何十年も必ず同じ条件で手に入るとは限りません。消耗品の入手先と修理窓口が分かる機種を選ぶことが、長く付き合うための現実的な条件だと思います。

共栄社はLM12MH・LMB12を家庭用機種の部品注文対象として案内しています。
(出典:BARONESS公式|修理・部品のご案内)

電池交換費と維持コスト

LMB12の購入後に特に気を付けたいのが、専用バッテリーの交換費です。公式Q&Aでは電池の寿命を通常2~3年と案内しています。ただし、実際の寿命は充電・保管の状況により変わるため、一定期間ごとに必ず交換するという意味ではありません。

2026年10月時点の公式掲載価格では、ケースなし交換用バッテリーが税込64,570円、ケース付き追加用が税込93,610円です。初期費用に加えて、電池の交換や予備電池の費用を考える必要があります。

✅LMB12の電池は専用品です。一般的な電動工具の共通バッテリーを使う前提で選ぶと、購入後の費用を見誤る可能性があります。

森田の販売相談では、本体だけ購入して電池・充電器が別売りだったことに後から気づいた例もあります。LMB12ではセット内容を確認するとともに、将来の交換電池をどのように調達するかも見ておきたいところ。

LM12MHにも電源コードや刃研ぎなどの維持費は発生しますが、駆動用電池の劣化という負担はありません。数年間使う予定なら、本体価格だけでなく交換用品の費用まで合わせることが大切です。

LMB12の電池寿命目安は公式Q&A、交換用品の価格は公式部品販売ページに基づきます。
(出典:バロネスダイレクト|専用バッテリーと部品価格)

中古品と下取りの判断

中古のLM12MHやLMB12を探す場合は、新品との価格差だけでなく、刃と走行部の状態を確認する必要があります。リール刃の摩耗、固定刃の状態、集草箱、操作レバー、コードなどは、購入後の使いやすさに直結します。

LMB12なら電池の残存性能も重要です。中古品の使用年数が長い場合、購入後すぐに電池交換が必要になる可能性もあります。交換用の費用が高いため、安い本体価格だけでは得かどうかを判断できません。

中古で見る箇所確かめたい状態
リール刃摩耗・欠け・研磨履歴
走行部前進と切替の動作
コード式電源線・プラグの損傷
充電式電池の充電と稼働状態
付属品集草箱・充電器・工具
購入後交換部品の供給状況

また、公式販売店では時期や条件により、既存バロネス機を対象としたアップグレード支援などが案内されることがあります。下取りを利用できるなら新品との差額を見直す余地もあるでしょう。

ただし、キャンペーンの内容や実施期間は変わります。中古機の価格と、整備・電池・付属品を含めた総額を比較し、長く使う予定なら保証やサポートの有無も考えたいところです。

Amazon・楽天・公式での購入

LM12MHとLMB12は公式直営販売店のほか、楽天市場のバロネスダイレクト公式ショップなどで確認できます。Amazonで探す場合も、同じ型番か、販売元・出荷元はどこか、付属品や購入後の対応はどうなるかが比較のポイントです。

価格だけを見るとLM12MHは247,500円、LMB12は308,000円が公式掲載の基準になります。ただし、楽天のポイントや送料、オプションによって総額は変わります。

✅購入先を比較する際は、同じ型番・標準仕様・送料込みの総額をそろえて見ると、価格差の意味が分かりやすくなります。

私は、LM12MHの本体とLMB12の本体・電池セットを区別して比べるのがよいと思います。刈高変更キットや溝付きローラー付きの商品は、標準品とは価格も仕様も異なります。

バロネスの自走式は安い買い物ではないので、購入後のサポートまで含めて選びたいところ。Amazonや楽天市場も候補にしつつ、販売店の条件と公式サポートを確認して比較するのが納得しやすい方法です。

メーカー直営店と楽天市場の公式ショップでLM12MH・LMB12が案内されています。
(出典:楽天市場|バロネスダイレクト公式ショップ)

バロネス全体の特徴や手動式LM4Dとの比較を詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考になります。
🔗 バロネスの芝刈り機はおすすめ?LM4Dの評判と価格・選び方を徹底解説

バロネスの自走式芝刈り機FAQ

Q1. 自走式のバロネスはどの機種ですか?

🅰️. 家庭向けの芝刈り機ではコード付きLM12MHと充電式LMB12が主な自走式モデルです。どちらも刈幅30cmのリール6枚刃で、標準刈高は5~30mmです。LM4Dは手動式なので、車輪や刃の駆動方式が異なります。

Q2. LM12MHとLMB12の価格差はいくらですか?

🅰️. 2026年10月に確認した公式掲載価格では、LM12MHが税込247,500円、LMB12が税込308,000円で、差は60,500円です。主な違いは電源コードの有無と電池管理、重量です。販売先やオプションによって総額が変わることがあります。

Q3. LMB12のバッテリーは何分もちますか?

🅰️. メーカーの稼働可能時間は約50分、充電時間は約5時間です。芝丈や電池の状態、作業条件によって前後します。作業が長い場合は交換電池の費用も考えておきたいところです。

Q4. バロネスの自走式で3mmに刈れますか?

🅰️. 標準の最低刈高は5mmですが、対応する刈高変更オプションを装着すると3~5mmで調整できます。ただし、低刈りには芝種や下地の平坦さ、頻繁な芝刈りなどの管理条件も関係します。

Q5. 自走式でも壁際まで芝を刈れますか?

🅰️. メーカーQ&Aでは塀などのキワに約6cmの刈り残しが出ると説明されています。広い面は自走式の芝刈り機でそろえ、壁際は芝生バリカンやハサミで仕上げる使い分けが現実的です。

バロネスの自走式芝刈り機まとめ

バロネスの自走式芝刈り機は、LM12MHとLMB12の2機種を比べると特徴がつかみやすくなります。

どちらも30cm幅のリール式で、自走しながら短い芝をきれいに管理したい人向け。選ぶ際はコードと電池の違いが大きな判断材料です。

自走式バロネスの最終チェック
  • 自走式はLM12MHとLMB12が中心
  • どちらも刈幅30cmの6枚刃リール式
  • 標準刈高5~30mmの6段階
  • LM12MHはAC100Vでコード10m付属
  • LMB12は約50分稼働・約5時間充電が目安
  • 重量はLM12MHが21.5kg、LMB12が26kg
  • 公式掲載価格差は税込60,500円
  • LMB12は専用電池の交換費を見込む
  • 自走式でも壁際の刈り残しや研磨の手入れは残る

LM12MHは電源コードを管理できる庭で、充電待ちを気にせず作業したい人向け。一方、LMB12は庭木などの障害物を避けながら自由に移動したい人に向いています。電池の交換費まで考えると、両者の負担は購入価格だけでは比べ切れません。

最終的には、バロネスの自走式芝刈り機は、電源が確保しやすければLM12MH、コードの取り回しが負担ならLMB12を軸に、重量・維持費・芝の管理目標まで比較して選ぶのがよいと思います。

価格の高さだけでなく、毎回の芝刈りを続けやすい一台かどうかが満足度を左右するでしょう。

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